米国高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)について

右側のタイトルの方が小さいってのはバランス的によろしくないかな?

現在、米国高配当ETFの一つであるVYMを現物とCFDで比較してるところですが、正直中身をよく分かってません…。

(これ→VYM 現物とCFDで比較 3ヵ月経過(2022年7月)

始めるときにVYMHDVSPYDの3つが候補に挙がったのですが、「なんとなく」でVYMにしたんですよね。

ということで今回はこの3つについて調べてみようと思います。

目次

とりあえず簡単な比較

ブラックロックやステート・ストリートは日本語のサイトがあるのに、一番見たいバンガードがないんですよね。日本から撤退したから?

英語のサイトを翻訳してるからよく分からないです…。

足りないところはいつも通りSBI証券のサイトより。

運用会社は3社とも超がつくほど有名ですね。

純資産総額はダントツでVYMですね~。設定が一番古いってのもあるでしょうけど。

経費率に関してはどれもタダみたいなものですね。100万円あたり年間600円から800円。

分配利回りに関しては直近1年だと思いますが、結構波がありますね。前に調べた時はVYMとHDVでも差があったと思いますが…。

でもSPYDが一番高いのは確かみたい。

ちなみに分配はどれも年4回(3・6・9・12月)です。

ではそれぞれ深堀していきますか。

VYM

まず自分が実験中のVYMから。

概要

正式名称は「バンガード・米国高配当株式ETF」。英語だと「Vanguard High Dividend Yield ETF」。VとYは分かりますが、Mってなんだろう?

ベンチマークは「FTSE ハイディビデンド・イールド・インデックス」。

これは米国株式市場における高配当利回りの銘柄(REITを除く)で構成される時価総額加重平均型の株価指数だそうです。

銘柄数は443。「約400銘柄」なんて書かれてることが多いですけど、これだと「約450銘柄」の方がしっくりくる。

ちなみに投資信託でも買えるみたいですね。「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」というのが同じ内容になるみたいです。

ただ、これはほぼそのまんまVYMに投資してるものみたいで、信託報酬が倍の0.1238%程度みたいです。

まあこれでも安いと思いますけどね。米国ETFを買うのが面倒ならこれでも良いかもですね。

と思ったのですが、分配は年1回で7月11日だそうです。ん~、高配当ETFの楽しみは分配金なのに年1回だと寂しいな…。

セクター別構成比率

金融が一番多いんですね。高配当の銘柄が多いのかな?

バランスが良いのかどうかは全然分かりません。

構成銘柄の上位10銘柄

これもバンガードの公式HPより引用

なんかよく知らないのもありますけど、それは自分の無知のせいですね…。でも大体は聞いたことあるやつ。

とりあえずジョンソン&ジョンソンが高配当ってのはよく見ますよね。

というか、ジョンソン&ジョンソンならただの「ジョンソン」で良いと思うのですが…。アメリカって「なんとか&なんとか」って好きですよね。

あと、なんでかこの場合の「&」は「アンド」じゃなくて「エンド」って言いますよね。不思議。

443銘柄あってこの10銘柄だけで22.9%。時価総額加重平均だからこういう感じなんですね。

下位の方は0.01%とかなのかな?

と考えると、時価総額加重平均のものって銘柄数が多くてもあんまり関係ないというか、分散の恩恵はそれほどないような…。

200銘柄くらいでもそれほど変わらないような気もする。知らないけど。

チャート

過去10年ほどのチャート。

TradingViewのチャート。

10年で2倍ちょっと?コロナショックで3分の2くらいまで下がってますけど、順調に上がってますね。

そもそも配当狙いの投資の場合はキャピタルゲインはあまり当てにしてないのですが、これだとそっちも当てにできそうですね。

株価は2倍になってるのに分配利回りは3%くらいで変わらないってことは、分配金も2倍くらい増えてるってことですよね。

ん~、魅力的ですね。

分配金込みのチャートだとどんな感じなんだろうか?作り方が分からない…。

S&P500はここ10年で3.5倍くらいになってるので、資産を増やすことだけを考えたらS&P500を買っておいた方が良いんでしょうけどね。

でも不労所得って憧れですよね~。

分配金の履歴・利回り

2018年からの履歴はこんな感じ。

SBI証券HPより

バンガードの公式のサイトでも確認しました。同じですね。当たり前ですけど。

徐々に増えてますね。良いですね~。

アメリカに住んでたらインフレに負けてるんでしょうけどね。

ちなみに2012年の分配金は1.59ドルくらいだったらしいです。ちゃんと2倍くらいにはなってますね。

分配利回りは昨年末の終値で計算してます。2018年の場合は2017年12月29日(金)の終値ですね。

3%は超えてますね。税金引かれた手取りだと2.4~2.8%くらいでしょうか。

HDV

次はVYMとどっちにしようか迷ったHDV。

概要

正式名称は「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」。英語だと「iShares High Dividend ETF」。これならHDVになりますね。

ベンチマークは「モーニングスター配当フォーカス指数」。

これは、よくは分からないのですが要は「財務の健全性が高くて、持続的に平均以上の配当を支払うことができる利回り上位75社」だそう。

「モーニングスター米国株式指数」というのがあって、それの中からモーニングスター独自の評価で選ばれているそうです。

時価総額加重平均ではないのかな?なんか違うみたいですね。SBI証券のサイトでは「投資家に配当を支払うことのできる資金余力(配当力)によってウェイト付けを行う」と書いてました。

ちなみにこれもREITは含まれないっぽいですね。

あとこちらに関しては連動する投資信託はないのかな?ちょっと探したのですが見当たりませんでした。

セクター別構成比率

VYMでは金融が1番でしたが、こちらでは控え目ですね。ヘルスケアと生活必需品、エネルギーあたりは両方で高めになってますね。

構成銘柄の上位10銘柄

VYMとは4つだけ同じのがありますね。上位2つは同じですね。順番が違うけど。この2つは高配当の鉄板なのかな?

金融の構成比率が低いので当たり前ですが、JPモルガンやバンクオブアメリカはこっちでは上位10社には入ってないですね。

というか、75社全部見たけど入ってませんでした。どういう基準で選んでるのかがよく分かりませんけど。

ちなみに下位の方の比率は0.02%とかでした。

チャート

過去10年ほどのチャート。

TradingViewのチャート。

ここ10年で2倍くらいでしょうか?

まあVYMとほとんど同じ感じですね。コロナショックのときに3分の2くらいになってるのも同じ感じ。

ただ、現在の値で見るとVYMはコロナショック前を結構上回ってます。こっちは、まあ、ちょっと?

こちらの方が情報技術の割合が高かったのでもう少し上がってるかと思いましたが、そうでもないんですね。

高配当銘柄だと成長企業はそんなに入ってないからかな?極端に上がるものもないんでしょうね。

VYMの方が銘柄数が多くて分散が効いてるのはそうなんですが、上でも書いたようにあまり多くてもそれほど関係ないかな?

50社程度あれば十分なのかもしれないですね。同じセクターの銘柄は似たような動きをするわけだし。

HDVは75銘柄ですが、下位の方の比率は0.02%とかだったし。0.02%って、なくてもいいでしょ…って思ったり思わなかったり。

VYMとHDVでリスクが同程度だとすると、あとは分配金ですね。

分配金履歴・利回り

SBI証券HPより

ETFの株価?はVYMとHDVはほぼ同じ値で推移してるのですが、こちらの方が分配金は多いですね。今年はまだそうでもないけど。

直近の分配利回りは同じくらいになってましたが、やっぱり平均してこちらの方が高いんですね。4%超えてることもあるし。

手取りだと2.7~3.2%ってとこですね。

ん~、経費率はHDVの方が0.02%高いですが、それは大したことないし…。

何とも言えないけど、こっちの方が良いかな?まあ、両方買っておけば良いかな?

SPYD

最後にSPYD。

概要

正式名称は「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」。英語だと「SPDR Portfolio S&P 500 High Dividend ETF」。SとPとDは分かるけど、Yが見当たらない…。どうでもいいですけど。

ベンチマークは「S&P500高配当指数」。

これは「S&P500指数を構成する銘柄のうち、配当利回りの上位80銘柄のパフォーマンスを計測する指標」だそうです(公式サイトより)。

これが引っかかるんですよね。「配当利回り上位80銘柄」ってとこ。

これは単純に配当利回りが高いものを選んでるってことですよね?そのまんまですけど。

株価が下がっても配当利回りは高くなるし…。まあ「S&P500に入ってる」というだけで十分基準は満たしてるって事かな?

業績が落ちれば配当も減って、80銘柄からは除外されるのかな?そもそもS&P500からも除外されるのかな?

そう考えれば特に問題なかったかも。

セクター別構成比率

VYMやHDVとは全然違う感じですね。特に不動産が入ってるのはこれだけです。

ん~、結構バランス良いのかな?

構成銘柄の上位10銘柄

これはほぼ均等なんですね。一応80銘柄全部見ましたが、下位の方のも1%弱の比率でした。

上の二つとは根本的に違う感じですね。ん~、考え方の違うものを買うのは分散には良いですよね。

いっそのこと3つとも買うのが良いかな…。迷うな…。

チャート

SPYDは設定日が2015年10月なので、それからのチャートになります。

どうなんでしょ?2016年からを見ても、上の二つとは少し違った動きに見えますけど…。

コロナショックのときは半分近くまで落ちてますね。

現在の値を見ても、VYMは明らかにコロナショック前よりも高いです。HDVはちょっとだけ高いくらい。

SPYDは、ん~…といった感じ。まあHDVとはそんなに変わらないかな。

高配当ETFに期待するのは分配金なので、ETF自体の上がりはそれほど期待してないし。でもやっぱり上がるとうれしいし…。

分配金履歴・利回り

SBI証券HPより

なんていうか、各月のを見ると波がありますね。0.12くらいのもあれば0.65くらいのもある。

年間だと大体同じくらいになってますけどね。

あと、VYMは毎年分配金が増え続けてて、HDVもそんな感じなのですが、これはそうでもない感じ。

利回りは確かに高いですね。4.1~5.1%。手取りで3.3~4.1%くらい。

でもこれは各年の、なんですよね。

継続して分配金が増えてるわけではないってところがちょっと、なんていうか、イヤ。

やっぱり安定的に増配してるものの方が良いですよね~。贅沢かな。

自分なりのまとめ

3つのセクター別構成比率を並べて見てみます。これだけは比較しやすくしておきたいので。

SPYDだけ1つ多いですけど気にしないでください。

それなりにバラバラですね。

VYM1本だと、金融系のが配当を減らしたときにダメージが大きいですよね。そんな事があるか分かりませんけど、何があるか分からないし。

SPYDだけに不動産が入ってるので、これもなんか捨てがたいし…。

まあ状況が変われば、それぞれのETFの構成比率も変わってくるんでしょうけどね。

分配金でみると、やっぱり毎年増えてるVYMが魅力的ですね。

毎年今のペースで0.1ドルくらい増えたとしたら、10年で1ドル増えますもんね。2032年くらいで約4ドル?

てことは、今のETFの株価が100ドルくらいなので、今買ったポジションの利回りは4%くらいになりますよね。

20年後には5%、30年後には6%。そんな上手くいくとは思ってないですけど。

SPYDは今現在は利回りは高いですけど…。10年20年先はどうだろうか?まあそれは全部そうなんですけどね。

まとめとしては「3つとも買っておけば良いんじゃない?」という事になりました…。すみません。

それぞれに良さがありますよね。どれか一つだけを選ばないといけないわけでもないし。

積み立てて買うよりは一括で買う方が良いんですけど、今のところはまとまったお金がないし…。

余裕が出てきたら積み立てようかなと思います。

インデックスの方がコアになるので、こちらはそれほどお金を回せないですけどね。

ある程度まとまったお金がないと3~5%の分配金では大した不労所得にはならないですけど、それでも安定的に入ってくるのはありがたいですよね。

いずれはこれらの分配金だけで生活できるようになりたいもんです。

今回はこんな感じです。また別の事を調べたいと思います🙋‍♂️

…この記事だけで5日かかりました。

ちなみに、SBI証券の「外国株式」のところからVYM・HDV・SPYDが買えます。公式サイトのリンクを貼っておきますね。

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この記事を書いた人

北海道在住の40歳くらい。45歳にセミリタイアすべく資産運用勉強中。たぶん45歳にはできなさそう。
リピート系がメインでしたが、今はいろいろお試し中。
投資の過程や実績を載せています。
つまりただの記録です。

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