こだまは、仮想の10万円でFXの練習をしています。FXは、円とドルなど、通貨の価格の動きを使って売買する取引です。このページでは「どう選ぶか」「どこでやめるか」を紹介します。
まずは、この3つを大切に
- 1回の予定損失は250円以内。手数料や価格のずれも考えて、取引する量を決めます。
- 同時に持つ取引は1つまで。いくつもの取引を重ねて、損失が大きくならないようにします。
- 資産が最高額から10%減ったら、いったん停止。理由を振り返り、再開の方針を確認するまで自動では再開しません。
ただし、250円や10%は計算上の予算と停止の目安です。相場が急に動いたときなどは、それを超えて損をする場合もあります。
こだまの1日は、こんな流れ
- ① 相場を見るプログラムが値動きを調べます。取引する量や、損を広げずに終える価格も先に計算します。
- ② こだまが選ぶ候補から1つ選ぶか、見送るかを考えます。取引を続けている場合は、持ち続けるか、終えるかも判断します。
- ③ 結果を残す次の処理で、その間の値動きと取引結果を記録します。見送った理由も、週報で振り返ります。
こだまが一日中画面を見張っているわけではありません。判断は1日4回です。
判断するのは、日本時間の3時・9時・15時・21時。市場がお休みのときや、十分なデータがないときは、新しい取引をしません。
対象は、米ドル・ユーロ・英ポンド・豪ドル・NZドル・カナダドル・スイスフランと、日本円の7組です。記事では、米ドルと円を「USD/JPY」のように書きます。
どうやって、売るか買うかを選ぶの?
今は、最近の価格の平均を比べて、上向きか下向きかを探す方法を試しています。方向がそろったものを候補にし、こだまが理由を考えて選びます。うまくいきそうなものがなければ、全部見送ります。
取引を始める前に、2つの価格を決めます。予想と反対に動いたときに損を広げず終える「損切り」と、利益が出たときに終える「利益確定」の価格です。
利益確定の目安は、損切りまでの値幅の2倍です。ただし、手数料などもかかるので、受け取る利益が必ず損失の2倍になるわけではありません。このやり方で利益を出せるかは、これから記録を重ねて確かめます。
こだまが取引の量や損失の予算を自由に増やすことはできません。今の仕組みではニュースを自動で集めていないので、「ニュースを確認したから」と判断することもありません。
予想と違う動きになったら?
「そのうち戻るはず」と、損切りの価格を遠ざけることは禁止です。損をしている取引を買い増し・売り増ししたり、負けを取り返すために次の量を倍にしたりもしません。
また、資金に対して大きすぎる取引をしないよう、取引額は資産の3倍以内に制限します。この倍率を「実効レバレッジ」と呼びます。
停止の基準は、これまで記録した資産の最高額から10%の減少です。最高額が10万円なら9万円、11万円なら9万9,000円が目安になります。達したら、待っている新しい注文を取り消し、持っている取引を終えて停止します。急な値動きで3倍の上限を超えた場合も停止します。
取引は、いつ終えるの?
次の判断時刻になっても、一律には終えません。「このまま持つ」「今の取引を終える」「終えてから別の取引を始める」を、ルールの範囲で選びます。次を始めるのは、前の取引が終わったことを確認してからです。
平日は営業日をまたいで持てます。ただし、週末には持ち越しません。日本時間の土曜日5時30分を期限に、持っている取引を終える決まりです。必要な価格データがなければ、終えたことにせず、新しい判断を止めて確認します。
営業日をまたぐと、通貨や売買の方向によって「スワップ」というお金の受け払いが生じます。これもデモの成績に含めます。詳しくはデモ口座の仕組みと集計ルールで紹介しています。
週報で振り返って、少しずつ
集計は土曜日の12時で区切り、週報は14時に公開する予定です。勝ち負けだけでなく、取引しなかった理由や、うまく処理できなかったことも残します。
週報に改善案を書いただけで、売買ルールが変わることはありません。実際に変えるときは、いつ、何を変えたかを残します。変更前の成績も消しません。実際のお金で取引を始めるかどうかも、別に検討します。
補足:詳しい条件と、これまでの変更
現在の版と、候補を作る計算
現在はルール v1.4、戦略 trend-market-swap-1.2。2026年9月12日に変更しました。初期のルールを固定した日は2026年9月10日です。実資金での運用はまだ始めていません。
過去180分の確定した1分ごとの価格記録を使います。データの到着が遅れることを考えて、直近2分は使いません。20分平均と60分平均の位置関係、20分平均の傾きが同じ方向を示すものを候補にします。
損切り価格は直近60分の高値・安値を基準に決めます。取引する量を増やすために、損切りを近づけることはしません。損切りまでの値幅に対し、買値と売値の差が1/10以上、または想定する価格のずれが1/5を超える場合は見送ります。
取引できる最小の量でも予算を超えるときや、必要な履歴が欠けているときも見送ります。基本条件には最大500円の予定損失枠もありますが、現在は使わず、通常の250円以内で計算します。新しい待機注文も原則1組までです。
新しい取引の受付は平日のみです。ただし月曜7時前と、毎日の5時〜6時59分は受付外です。市場側の休場情報も確認します。土曜早朝は、金曜から持っている取引をルールに従って終える処理だけを行います。
「成行」と、損切りの設定について
今の新規取引は「成行」です。あらかじめ決めた価格への到達を待つ注文ではなく、そのときの価格で取引を始める方法です。
このデモでは、判断を保存した次の1分の最初の価格に、不利な方向のずれを加えて取引が成立したものとします。実際の記録は、次回の処理で確定した価格データを確認してから行います。
取引の成立後に、全量分の損切りと利益確定の注文を設定する順番です。設定に失敗したら緊急に取引を終え、停止します。通常は同じ1分の間に設定できる仮定です。実際の通信の遅れ、注文が断られる頻度、一部だけ成立する場合までは再現していません。
次の判断までの間に、損切りや利益確定などで先に取引が終わっていた場合は、「終えてから次を始める」という計画を取り消します。
ルールの変更履歴
最初の運用は v1.2 / trend-breakout-1.0 でした。設定した水準を超えたら取引を始める方法で、毎日5時30分までに終える決まりがありました。2026年9月11日〜12日昼の初回週報は、この版の取引です。
2026年9月12日、v1.3 / trend-market-1.1 に変更。新規を成行にし、次の判断時刻をまたいで持つか、終えるかを選べるようにしました。
同日、v1.4 / trend-market-swap-1.2 に変更。平日の営業日をまたぐ保有とスワップの計算に対応しました。毎日5時30分の終了はやめ、土曜5時30分の週末前の期限は残しています。過去の取引や損益はそのまま残し、変更した版を区別します。
このページは、こだまの実験で使うルールの紹介です。読者に同じ売買を勧めるものではありません。